先日、先月オープンしたばかりの若狭町の「年縞博物館」へ行ってきました。

建築家の内藤 廣氏設計ということで、建設中からずっと行ってみたかった場所です。

三方五湖SAのすぐ近く、縄文パーク内にあります。

このロケーションの中で、展示物の内容、関わる方々の想いを生かし、空気として空間として感じ伝わる、

設計デザインのすばらしさに感動。

そして、「年縞って何?」状態で行った私ですが、その内容の深さにとても関心を持ちました。

三方五湖の中でも最も大きい「水月湖」の湖底には、世界で唯一7万年もの歳月をかけて積み重なった地層・年縞がたい積しているそうです。

年縞は季節ごとに異なるものがたい積することで形成されていきます。

厚さ0・7㍉ほどの明暗1対の層が1年に相当するそうですが、水月湖の湖底で7万年もの歳月をかけて積み重なった年縞が、

光が当たることで、シマ模様が美しく際立つ、「年縞のステンドグラス」にして展示されています。

 つまり、、水月湖の年縞は『世界一の年代測定のものさし』なんだそうです。

採取された年縞から、その時代時代の風景が見えてくるのだとか。。。

タイムスリップしたような感覚にもなれる映像展示もありますよ^^

 

写真の黒い構造材は、年縞を採取する際のボーリーングの筒の太さと同じものを、

展示壁面はコンクリートなのですが、「縞」を連想して

杉板の型枠を使い、コンクリートの表面に杉の木目が残るような仕様になっています。

館内にはステキなcafeもあります^^

またゆっくり訪れたい場所となりました。

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