皆様は数千キロにも及ぶ長距離を移動し『旅する蝶』として知られる渡り蝶のアサギマダラをご存知でしょうか?
今、大人気のアニメ 『鬼滅の刃』 にも登場するあの青い羽の蝶々です。
蝶々が海を渡るってどういう事?? と興味が湧き
10月中旬頃、神戸六甲山に飛来していると教えてもらい会いに行ってきました。
本州で生まれたアサギマダラは秋になると四国・九州などを経由して沖縄・台湾に渡り
春になるとまた戻ってくるそうです。
フジバカマという花の蜜をエネルギーとして、懸命に羽ばたき海を渡ります。
アサギマダラの寿命は約4ヶ月らしいので、世代を重ねて長距離移動するという事になりますが、驚きですね!
どうして、このような長距離を移動するのか? なぜ、このような小さな体で長距離移動が可能なのか?
アサギマダラには謎が多く、今でも学者による研究が続けられているそうです。
羽にマーキングされている蝶々もいくつか飛んでいました。(ちょっと可哀想な気がしましたが・・・)
名前の通り浅葱色(あさぎいろ)をした半透明の美しい羽は、儚くも力強く
この羽根で何千キロも移動して来たんだと思うと感慨深いものがありました。
知らなければ野鳥も昆虫も植物も、ただ自然の一部にしか過ぎないですが
知識を得るとその驚くべき習性を知ってすっかり魅せられてしまいます。
今年の秋は、また1つ物知りになりました♡ アサギマダラとの出会いに感謝です。
六甲山で一休みしたアサギマダラは今、どのあたりを飛んでいるのでしょうね。