建築士定期講習を受講してきました。
士法上、
3年に一回定期講習を受ける必要があります。
長時間拘束のスケジュールになります。
講習の最後に
40問の試験がありますので
うかうかと寝てはおれません。
近年は建築基準法も
法改正が頻繁に行われており、
知識のアップデートも必要となっております。
私たちの仕事に大きく影響するのは2つ、
令和7年4月から
「4号特例廃止」といって構造計算が必要な
木造建物の規模が引き下げになります。
また近年は、
省エネを求めるニーズが増えたことから
トリプルサッシや太陽光発電、
断熱材増加による、
建物重量の増加に適応するための
壁量計算と柱サイズの見直しがあります。
今までは「軽い屋根」か「重い屋根」でしか
壁量の判断していなかったものが厳格化されます。
厳しくなるばかりではなく、
柔軟な法改正も多く進んでおります。
太陽光発電の設置のためなら、
建ぺい率や高さ制限が緩和されたり、
避難経路や防火区画が
しっかりとなされておれば、
大型の木構造建築も計画しやすくなったり、
コロナを境にITでの重要事項説明が
可能になったりと
前回の受講時よりも
大幅に内容が更新されていました。
先日、大型木造建築の構造展示を
見に行ってきました。
万が一の火災時のための耐火構造、
あらわし設計の柱・梁の断面に
燃え代、燃え止まり層が計画されています。
マンションやビルも
木造のニーズが高まっています。