近代建築の巨匠、
フランク・ロイド・ライトをご存知でしょうか?
ライトが手掛けた、
「ライト式」と呼ばれる建築は
母国アメリカ以外には、
この日本に4つしか残されておらず、
そのうちの1つ「甲子園会館」を
見学に行ってきました。
事前予約が必要でしたが、
外部内部とも隅々まで見学させていただきました。
「有機的建築」というだけあって
周囲の自然と最高にマッチしていました。
シンメトリー、深い軒がライトの特徴です。
光の入り方、使い勝手、遊び心
全てが計算しつくされた建物でした。
ホテルとして1930年に竣工しましたが、
今は「武庫川女子大学」の
建築科の学舎として使われていて、
当時のバンケットルームは
学生の製図室となっておりました。
女子大生たちがこの歴史ある建物の中で
測量の勉強をしたり、
粘土をこねたり瓦を葺いたりと
熱心に勉強されていました。
近い将来、この大学から
優れた建築家が生まれるはずだと
案内役の方がおっしゃってました。