丹波篠山市の中心地から車で20分ほどのところに、昔、京都に向かう宿場町として栄えていた福住という地区があります。
福住には築100年以上昔の妻入りの中二階建て瓦葺の町家が建ち並び
伝統的な街並みの中に古民家を改装したショップやレストラン、ゲストハウスができていて、観光客もたくさん来られます。
私の実家のある丹波市青垣町も宿場町として栄えていた名残があり、また父の実家が篠山市内だったため
幼少期は篠山で過ごしていたのでとても懐かしさを覚える街並みです。
今年の1月に、私が通うサロンのオーナーのご主人がこの福住でラーメン店をオープンされたので行ってきました。
お店の名前は、干支の始まりの『子』にちなんで『子の日』と名付けられ、
いつまでも初心を忘れずに進んでいこうという思いが込められているそうです。
丹波篠山市内の古民家ホテル『NIPPONIA』の元フレンチシェフが作るラーメンということもあってか
オープン当初から、スープが売り切れて、閉店時間を待たずに店じまいをされるくらいの人気ぶりで
なかなか行くことが出来なかったのですが、2月に店主のご厚意でやっと伺うことができました。
貸し切りだったので、ご主人とたくさんお話しさせていただき
スープに使われている材料への拘りや、ラーメンを盛る器への拘り、また、改装工事中の面白いエピソードなどなど
気が付けば2時間も経っていました。
鶏ベースの白湯スープに魚介のうまみがプラスされた、女性でも無理なく食べられるあっさりとした醤油味。
王子山焼のラーメン鉢が放つエメラルドのような青磁の青とキラキラ光るクリアなスープが美しすぎて、
食べるのが勿体ないような、お洒落なラーメンって感じでした。
その裏では
食材や麺の打ち方、ラーメンを盛る器など、強い拘りが込められているのを知って食べてもらいたいが
スープの素材など店内にぺたぺた貼ってお店の雰囲気を壊したくない。どのように伝えたらいいのかと相談がありました。
『今はSNSが一番伝わるのでは?』との安易な回答が申し訳ないくらいプロ意識を高く持たれているので
ラーメンをいただきながらお話しさせていただく時間の間、とても勉強させていただくことができました。
また、店主もヨガをされていて、ヨガの話しでも意気投合して楽しい時間が流れていきました。
そして、同じく『NIPPONIA』でシェフをされていたご主人のお友達が、丹波篠山市から西脇市に
移転オープンされたカフェにもお邪魔させていただいたことがあって
香ばしいコーヒー豆の香りが漂う店内で、独自のブレンドで焙煎された、他とは一味違うコーヒーを淹れてくださいます。
こちらでも、お店をオープンされるまでの経緯や珈琲のお話しなど、たくさん聞かせていただきました。
どちらもフレンチのシェフをされていたところから、Caféマイスターへ、ラーメン職人へと
全く違った、新しく進む道をみつけられ
そこへ至るまでの数々のドラマの中で、お互い、同志・ライバルとして着実に
前進されているお姿に共感させていただくことがたくさんありました。
色々なところでお出会いさせていただいた方々のお話しを聞かせていただけるって、とても面白く、勉強になりますね。
さて・・・
私たちも、丹波篠山の地で7月のオープンに向けて、古民家リノベ店の工事をスタートしています。
古建具のガラス取り外しや、解体など、自分たちで出来るところはやろう!
とスタッフみんなで頑張っています。
https://www.instagram.com/tambasasayama_renovation/
どうなるのか楽しみ♡
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