寒波もようやく落ち着き、いよいよ春到来です。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
先月、東京都現代美術館で開催されている「坂本龍一展〜音を視る 時を聴く〜」へ行ってきました。
去年も同じ時期に東京へ訪れたのですが、その時は大雪に見舞われ大変でした・・・
今年は打って変わって天気に恵まれてよかったです(笑)
開館時間より少し遅れて到着したのですが、既に長蛇の列になっており30分程待ってようやく会場へ(汗)
この展示会では、生前坂本が東京都現代美術館のために遺した展覧会構想を軸に
坂本の創作活動における長年の関心事であった音と時間をテーマに未発表の新作と
これまでの代表作から成る没入型・体感型サウンド・インスタレーション作品10点あまり体感できるようになっていました。
いろんな方とのコラボ作品もたくさん展示してあり、
どれも時間を忘れてしまいそうになるほど、ずっと見ていられる作品ばかり。
場外では、1970年に大阪万博のペプシ館を、水を使った人工の霧で覆った
「霧の彫刻」を手がけたことで知られる中谷芙ニ子さんとのコラボ作品。
展示時間が決まっており1時間に2回、会場の両脇から湧き出る霧が
ぶつかり合い、天へと舞い上がり、その動きを音へ瞬時に変換する幻想的な作品となっており
夜になればライトアップされ、また違った雰囲気になるそうなので別の時間にも訪れたいと思いました。
この展示会の最後には特別展示として、
1996年に水戸芸術館で初演された坂本龍一と岩井俊雄による音楽と映像のコラボ作品が展示してありました。
坂本氏が弾くMIDIピアノから出力された演奏情報が、岩井氏のプログラムによって瞬時に映像となり、
スクリーンに投影され可視化される作品となっていました。
作品全てにおいて坂本龍一という天才に触れられるものばかりでした。
最初は行こうかすごく迷っていましたが、今では行ってよかったなと実感しています。
3月30日まで開催されていますので東京に行かれた際はぜひ訪れてみてください。
※混雑状況が続いているため予約制になっています。