先日、大学時代の友人と1年ぶりに会うため大阪に訪れていたのですが、
空き時間があったためグラングリーン大阪で開催している「安藤忠雄展〜青春〜」へ行ってきました。
安藤忠雄氏といえば日本を代表する世界的に有名な建築家で建築界の巨匠。
そんな安藤氏の歴史に触れることができる展示会となっており
安藤氏を育てた街・大阪での個展開催は実に16年ぶりだそうです。
2017年東京・国立新美術館で30万人を集客した「安藤忠雄展|挑戦」に続く大規模個展。
本展示会では住宅から美術館などの文化施設に至る過去の安藤氏の代表作の全てが紹介されていました。
「挑戦の軌跡」と「安藤忠雄の現在」の大きく二つのゾーンで構成されており、
安藤氏のキャリアを一望出来る「挑戦の軌跡」エリアでは、
約60件もの建築プロジェクトや、230点余りの模型やスケッチ、ドローイングなどの貴重な資料が数多く並んでいました。
見どころの一つでもある原寸で展示されている安藤氏初期代表作「水の教会」
スクリーンには北海道の自然の情景がパノラマ映像と実際に流れている水のせせらぎによって再現されており、
実際に水の教会に来ているかのような体験をすることができました。
「安藤忠雄の現在」エリアでは、
近年や現在進行形のプロジェクトを「つくる/育てる」「都市ゲリラ2025」「時間をつなぐ」「37年目の直島」「こども本の森」「大阪から」の
6つのテーマ別に紹介されていました。
また、天井高15m のスタジオ3面で展開されている没入型映像空間では、
「光の教会」「真駒内滝野霊園頭大仏」パリの現代美術館「ブルス・デ・コメルス」の3作品が8Kの立体映像が音楽と共に映し出され、
擬似体験することもできました。
半世紀にわたり活躍し続ける安藤氏の集大成による作品群はまさに圧巻でした。
帰りには安藤忠雄氏直筆サイン入りの作品集も買うことができたのでとても満足できました。
今年の春には安藤氏設計の「直島新美術館」が開館予定なので、訪れてみたいと思います。